日本最大級の著作権フリーBGM・効果音
ストックサービス「Audiostock」

事例紹介

目指すは「ゲームコンテスト グランプリ」! Audiostockで"音探しの効率化"と"クオリティアップ"を実現

WiZ 国際情報工科自動車大学校 様


福島県郡山市にある専門学校「WiZ 国際情報工科自動車大学校」。 情報・ゲーム・自動車・建築・ドローン・電気・放射線など様々な分野を学ぶことができる学校です。ゲーム分野の学科長を務める田村先生に、学校でのAudiostockの活用についてお伺いしました。

就職活動用のポートフォリオも充実!ゲーム制作実習でAudiostockを活用

WiZ国際情報工科自動車大学校外観

普段のお仕事内容について、お伺いできますでしょうか。

田村先生:私はゲーム分野の学科長を担当しています。「ゲーム開発科3年制」「ゲーム開発科4年制」「ゲームグラフィック科」のカリキュラムや時間割の取りまとめを行っている立場です。学生に実際にゲームを制作してもらい、作品の完成まで持っていくような「ゲーム制作実習」という授業をメインで行っています。その他にはプログラミング関係の科目もいくつか担当しています。

ゲーム分野が3つに分かれているんですね。

田村先生:そうなんです。ゲーム分野の3学科すべてで、現在95名が在籍しており、在籍中はAudiostockを自由に使える仕組みになっています。
3つの学科の中でも「ゲーム開発科4年制」は今年度から始まった学科です。これまでは3年課程しかなかったのですが「ゲーム開発科3年制」の4年課程として加わりました。課程が1年増えることで、作品を作る回数が増えるので、就職活動に必要なポートフォリオが充実します。作る度に作品のクオリティも上がるので、就職を有利にしていこうというコンセプトですね。

コンテストでの受賞を目指し、ゲーム制作過程の全てを実習

授業の様子

制作実習では、どのようなことをされるのでしょうか?

田村先生:だいたい半期ごとにゲームの制作実習を行っています。3~6名ごとのグループを作って、どういうゲームを作るかの企画段階からスタートし、企画について教員で精査・アドバイスをして、決定していく形です。学生は、だいたい3~4カ月かけて実際にプログラミング・グラフィックの素材づくり等をしていきます。

直近の実習の例ですと「福岡ゲームコンテスト」に向けて取り組んでおり、制作中の10作品全てでAudiostockを使用しています。また「東京ゲームショウ」での展示も行う予定で準備を進めています。

大がかりな実習ですね。1年生からそのような実習をするのでしょうか?

田村先生:いいえ。1年生の前期では制作実習は行っておらず、後期から練習を兼ねて徐々に始める形をとっています。まずは厳しい締切等を設けずに伸び伸びと、という考えでカリキュラムを組んでいます。2年生・3年生は月ごとにマイルストーンを決めて「そこまでにこれくらい作ろうね」という目標を決めながらやっています。

流れとしては1カ月くらい企画の時期があって、実際に制作する2カ月目くらいから徐々に音が必要になってくるイメージで、BGMと効果音を積極的に使っていますね。
また、教員だけではなく、外部の講師の方にも見てもらいながら進めていきます。

本格的ですね。外部講師の方はどんな方なのでしょうか?

田村先生:現場でディレクターやプロデューサーを経験されてきた方です。学生だけで実習をしていると方向性を見失うことがあるので、外部講師の方にアドバイスをいただいています。

実際の作品はどのようなものでしょうか?

田村先生:例えば「U-22 プログラミング・コンテスト2022」で受賞したアクションゲームの作品があります。一部、学生が自分で作った音源も使っていますが、基本的にAudiostockの音源を使っていますね。あとは学校のYouTubeチャンネルがあるので、そこでも学生の制作物が公開されています。

「U-22 プログラミング・コンテスト2022」https://u22procon.com/result/
「国際情報工科自動車大学校 ウイズ ch」https://www.youtube.com/@ch-jm1tq

イメージ通りの音が見つからない…無料サイトで感じていた「音探し」の限界

選曲の様子

Audiostockのご利用前は、どんな風に音源をお探しでしたか?

田村先生:インターネットでフリーのサイトを検索するのが基本の流れでした。そうするといくつかのサイトが出てくるのですが、ゲームで使える音源ばかりではないので、BGMだと高確率で他校の作品と被ったり、効果音はそもそも選択肢が無かったりと、クオリティと差別化の部分で困っていましたね。自分たちの作品にしっくりくる音を探すのが困難な状況でした。

あと、音を選ぶ作業自体にすごく時間がかかってしまっていました。本当は選ぶ時間を最小限に抑えて、他のところのクオリティアップに努めたかったんです。一時期、自分たちで音源を作ることも考えてMIDIの勉強をしたりもしていたのですが、上手く作れる学生は一握りでしたし、音源制作ができること自体も就職に有利なわけではなかったので、止めました。

音探しについては苦労されていたんですね。先生側のご意見で、音まわりで気になっていたことはありますか?

田村先生:権利まわりのところですね。作品の冒頭にサイトのロゴを入れるとか、コピーライトに関するところを学生に教えたりしていましたが、最終的に学生がちゃんとやるかどうか、不安を抱える部分がありました。教員が全てをチェックできるわけではないので、どうしてもリスクがあったという感じです。

企業からも高評価!選りすぐりの音で作り出すゲームの世界観

受賞した生徒様

Audiostockを使い始めてから、その後いかがでしょうか?

田村先生:ゲームの雰囲気やシーンに合った音源が作品に入るようになったので、クオリティが随分上がりました。あとは、学生が権利を確認する手間がなくなったので、その分、他の作業にまわれるようになりました。勉強の時間を多くとれるようになり、その分、力量と作品のクオリティも上がりましたね。

無料のサイトに比べてAudiostockが使いやすいところは?

田村先生:検索は相当使いやすいと思います。他のサイトだと、カテゴリから選んでいくような形になるので、Audiostockのキーワード検索は便利ですね。今でも学生が無料サイトを見に行くことはあるようですが「Audiostockの方が良いな」と帰ってくるイメージです。

また、探す場所がAudiostockだけになったことで、学生間の情報交換もさかんになっています。「この曲、こういう風に探したよ」といったコツの共有だったり。前は、そういった探し方の共有をすると同じ曲に辿り着き、被ってしまっていたのですが、楽曲数が多いAudiostockでは被らないので、情報交換がさかんに行われ、コミュニケーションが活発になっています。

作業効率の面でラクになった印象はありますでしょうか?

田村先生:そうですね。以前は何日もかけて、いつまでも音を探しているイメージだったのが、今では探している様子を見かけなくなった気がしています。それでいて、作品を見てみるといい感じの音が当たっているので、音を探す時間が短くなっていると思います。

それは嬉しいですね。そのほかに何か良い変化はありましたか?

田村先生:作品についている音が圧倒的に増えたと思いました。これまで意識が向いていなかったのもあると思いますが、これまでは無かった「キャラクターが歩く足音」や「扉が開く時のきしむ音」が入るようになりましたね。音を探しやすくなった分、たくさんの音源を使えるようになったようです。また、検索して「こんな曲あるんだ」という発見や「音が合う」ことの楽しさがあるようです。ものを作る喜びにも繋がっていっていますね。

今後、就職活動にもいい影響がありそうでしょうか?

田村先生:採用側の企業からすると「作品をこだわって作る人なんだ」という評価は得られるのではないか、と思います。プロの方々は、作品のこだわりに神経をとがらせていますので。また、音源が使われた作品を外部の採用担当の方に遊んでもらうことがあるのですが、そういったところでも「音がマッチしているね」ということを言ってくださった企業さんもいらっしゃいましたね。

導入前の不安も解消!きめ細やかなサポート体制

展示会ブース

Audiostockを導入する決め手になったことがあれば、教えていただけますでしょうか。

田村先生:学生にクオリティの高い音源を使ってもらえる点がいいなと思っていました。音源の選択範囲がかなり広がるので、自分たちの作品に合ったものを見つけられるんじゃないかと思いました。
あとは、ネックになりそうな点についても、サポート担当の方との打ち合わせを重ねて、
導入できそうなところまで相談に乗っていただけたので決め手にはなりました。
導入が実現するところまでしっかりと相談に乗っていただけました。

ご相談いただき、ありがとうございました。新しい取り組みとなると予算の確保も大変だったのではないでしょうか?

田村先生:いえ、そうでもないです。学生のより良い教育において「Audiostockの年間料金は割に合うよね」という感じでした。

他の先生方の反応はいかがでしょうか?

教員たちも私と同じような印象を持っているようで、好評です。また、他校から転勤で来た教員からは「他の学校ではなかったけど、これいいね」という声もありました。

気に入っていただけたようで嬉しいです。今後、Audiostockに期待することはありますか?

田村先生:学生への動機付けに繋がれば、というところですけど、有名どころで使っているという事例が増えてくると学生のモチベーションにも繋がりそうですね。

ご意見をありがとうございます!良い事例をご紹介できるように今後取り組んでいけたらと思います。本日は、ありがとうございました!